All-in-One WP Migrationの容量制限を増やす方法|旧版6.68をやめて、今はサーバー側で上げる

All-in-One WP Migrationの容量を無料で増やす方法

こんにちは、ゆきしょうです。

All-in-One WP Migrationでサイトを移そうとして、ファイルが大きすぎて止まったことはありませんか。

この記事では以前、旧版の6.68を入れてプラグインのファイルを書き換える方法を紹介していました。

今は、その方法をおすすめしていません。

理由と、いま使える安全な上げ方に書き直しました。

All-in-One WP Migrationの容量制限は、今どこで決まる?

今の版では、インポートできるファイルの上限はサーバーのPHP設定で決まります。

2026年10月時点の最新版は7.112です。

インポート画面に出る最大アップロードサイズは、WordPressが計算した値です。

この値は、upload_max_filesize と post_max_size のうち小さいほうになります。

つまり、片方だけ上げても上限は変わりません。

公式のよくある質問にも、サーバーに大きすぎると断られたらPHPの上限を上げるか、有料の拡張を使うよう書かれています。

当時私が書き換えた上限の行は、今の版の設定ファイルにはもうありません。

容量制限を安全に上げる方法は?

方法は3つあります。

無料で済むのは、サーバーのPHP設定を上げるやり方です。

①サーバーのPHP設定を上げる(無料)

upload_max_filesize と post_max_size を、移すファイルより大きくします。

開発元の案内では、Apacheのサーバーなら .htaccess に次の2行を足す方法が載っています。

php_value upload_max_filesize 512M
php_value post_max_size 512M

512Mのところは、移したいファイルの大きさに合わせて変えます。

.user.ini や php.ini、サーバーの管理画面から変える方法も、同じ案内にあります。

wp-config.php に ini_set で書く方法は効かないと、開発元ははっきり書いています。

たとえばシンレンタルサーバーなら、サーバーパネルの「php.ini設定」で2つとも変えられます。

②公式の有料拡張「Unlimited Extension」を使う

サーバーの設定を触れない場合は、開発元のServMaskが出している有料の拡張があります。

2026年10月時点で、Unlimited Extensionは年69ドルで、50サイトまで使えます。

自分のパソコンの中のローカル環境は、この数に入りません。

サーバー側のアップロードの上限を超えて、インポートできるようになります。

③プラグインを使わず、手動で移す

ファイルとデータベースを自分で移す方法もあります。

この方法なら、プラグインの容量制限そのものが関係なくなります。

手順は、画像付きで別の記事にまとめました。

旧版6.68に入れ替える方法は、なぜ勧めない?

6.68には、その後の版で直された脆弱性がたくさん残っているからです。

脆弱性のデータベースのWPScanには、2026年10月時点でこのプラグインの脆弱性が16件登録されています。

そのうち14件は対象が「7.0未満」から「7.111未満」で、6.68はすべてに当てはまります。

題名に「ログイン不要(Unauthenticated)」とあるものだけでも、6件ありました。

たとえば、7.89以前の全版にあるPHPオブジェクトインジェクション(CVE-2024-10942)です。

7.109以前の全版にあるSQLインジェクション(CVE-2026-19949)は、深刻度8.8の「高」とされています。

米国の公的な脆弱性データベースにも、同じ対象の版が載っています。

インポートするには、移行先のWordPressにもその版を入れる必要があります。

つまり、穴の残ったプラグインを本番のサーバーで動かすことになります。

それに、WordPress公式の配布元に残っている一番古い版は7.97です。

この記事で配っていた6.68のダウンロードボタンも、外しました。

当時の私は、容量の壁をどう越えた?

2024年7月、この記事を最初に書いた頃の話です。

案件で、ローカル環境からサーバーにサイトを移すことになりました。

ところが、最大アップロードサイズが足りず、移行できませんでした。

色々調べて、旧版の6.68に入れ替え、プラグインの上限の数値を10倍に書き換えました。

6.68に入れ替えたあと、書き換える前の表示は512MBでした。

6.68に入れ替えたあと書き換える前のインポート画面 最大アップロードサイズは512MB

上限は5GBに増え、無事に移行して納品できました。

書き換えたあとのインポート画面 5GBに増えている

ただ、調べ直すと、6.68は脆弱性が残ったままの古い版でした。

だから手順は外し、今の安全なやり方に書き直しています。

サーバーごと引っ越すなら、どうする?

サーバーの乗り換えも考えているなら、移行先のサーバーの機能に任せる手もあります。

シンレンタルサーバーには、他社サーバーのWordPressを移せる「WordPress簡単移行」があります。

必要な情報を入力するだけで、自動で移してくれる機能です。

データベースが2GBを超えている場合や、マルチサイトの場合は使えません。

自分で作業したくなければ、有料のサーバー移転代行もあります。

2026年10月時点で税込33,000円、作業は5営業日ほどです。

PHPの高速化機能を搭載していて、独自ドメインも永久無料です。

サーバーの乗り換えを考えている方は、一度チェックしてみてください。

容量制限で止まったら、まずはサーバーのPHP設定を見直してみてください。

古い版に入れ替えるより、ずっと安全に移せます。

以上、All-in-One WP Migrationの容量制限を増やす方法でした。

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