こんにちは、ゆきしょうです。
「地方には仕事がない」とよく言われます。
でも東京から鹿児島に移住して7年、仕事がなくて困っている移住者を、私はほとんど見たことがありません。
この記事では、移住者におすすめの仕事7つを、私と周りの実例つきで1つずつ紹介します。
移住先の仕事は、どう組み立てればいいのか?
結論から言うと、1本の就職で決めず「すぐお金になる仕事」と「これから育てる仕事」の2本立てにすることです。
地方は家賃が安く、生活費が下がります。
だから都会と同じ収入を、最初から1本の仕事で稼ぐ必要はありません。
私の場合、育てる仕事がWeb制作です。
回す仕事が、1日農業バイトの「デイワーク」です。
その日にお金が入る仕事がひとつあるだけで、気持ちはだいぶ楽になります。
逆に、貯金を減らしながら本命だけに賭けると、判断がどんどん苦しくなります。
これは私自身が、今まさに実感していることです。
この前提で、7つを読んでみてください。
移住者におすすめの仕事7選は?
結論から言うと、協力隊・農林漁業・介護医療・公務員・宿やカフェ・Web系・起業の7つです。
前半の4つは「地方で求人が絶えない仕事」、後半の3つは「自分で作る仕事」です。
①地域おこし協力隊
給与を受け取りながら地域に入っていける、国の制度です。
任期はおおむね1年から3年です。
総務省の地域おこし協力隊のページによると、令和6年度は総勢7,910名が全国で活動していました。
私の周りにも、任期を終えてそのまま定住し、新しい仕事を始めた方が複数います。
移住の入り口としてよくできている制度だと、卒業生を見ていて思います。
ただし、任期後に何をするかを決めないまま入ると、3年後に振り出しへ戻ります。
入る前に「卒業した人が今どうしているか」を聞くのが一番確実です。
②農業・林業・漁業
いきなり就農しなくても、入り口があります。
私は鹿児島で1日農業バイトの「デイワーク」を何十回も使ってきました。
日給は8,000円〜12,000円で、働いたその日に現金でもらえます。
私が使ったときは、面接も履歴書もありませんでした。
そして募集が途切れるのを見たことがないです。
周りには、移住して新規就農した方もいます。
まず手伝いから入って、地域と農家さんを知ってから決める。
この順番が、一番安全だと思います。
③介護・医療
ここは正直に書きます。
この分野で働いている移住者を、私は身近で見ていません。
ただ、求人が減らない分野であることは数字ではっきりしています。
厚生労働省の推計では、2022年度に約215万人だった介護職員が、2040年度には約272万人必要になります。
約57万人の上積みが要る計算です。
未経験から資格を取って入る道が用意されているのも、移住者と相性のいいところです。
私が語れるのは、ここまでです。
④公務員・インフラ
ここも私自身の経験はありません。
ただ、移住者に開かれた入り口があるのは確かです。
総務省の通知には「経験者採用試験」という枠が出てきます。
前職の経験を持ったまま受けられる枠がある、ということです。
電気・ガス・水道・通信といったインフラ系も、地方に必ず職場があります。
給料は都会より下がっても、生活費も下がります。
その差し引きで考える分野だと思います。
⑤宿やカフェの開業
周りで一番「やった人」を見るのが、この分野です。
古民家を自分で改装してホテルを始めた方がいます。
テレビにも取り上げられていました。
知人がやっているカフェ兼コワーキングスペースもあり、私はそこの仕事を手伝ったこともあります。
ただ、開業は7つの中で一番お金がかかります。
貯金をつぎ込む前に、その地域に何が足りていないかを先に見る。
順番を逆にした人から、苦しくなっていく印象です。
⑥Web系のリモート・フリーランス
私がやっているのが、これです。
約19年ずっと営業職で、パソコンの仕事は完全に未経験でした。
正直、簡単ではなかったです。
学び始めの頃は意味の分からないことだらけで、何度もやめようかと思いました。
クラウドソーシングのトライアルに落ちたこともあります。
収入には、今も波があります。
それでも「会社がなくなったら終わり」という不安からは抜け出せました。
もうひとつ、移住してから気づいたことがあります。
地方には、パソコンまわりの相談相手そのものが足りていません。
スキルを持って移ると、地域の事業者から直接声がかかることがあるんです。
⑦起業・事業承継
自分の店を開いた方は、周りに数名います。
そして地方には、後継者がいないまま続いている事業がたくさんあります。
ゼロから作らず、あるものを引き継ぐ。
これも立派な起業です。
もっと小さく始める道もあります。
正社員を雇うほどではない仕事が、地域には山ほど埋もれているからです。
草刈り、配達、修理、パソコンの設定。
それを何本か束ねるだけでも、生活は回り始めます。
最初に確保しておくべき仕事は、どれか?
結論から言うと、その日か、その月のうちにお金になる仕事です。
7つのうち、収入がすぐ立つのは①の協力隊と②のバイトです。
⑤や⑦は、育つまでに時間がかかります。
⑥も、私の場合は最初の1年がほとんど勉強でした。
だから育てる側だけを選ぶと、貯金の残高と一緒に気持ちがすり減ります。
すぐお金になる仕事をひとつ確保しておくと、焦らずに本命を育てられます。
順番の問題です。
仕事は、移住前と移住後のどちらで決めるべきか?
結論から言うと、回す仕事の当てだけは、移住前に作っておくのがおすすめです。
本命の仕事は、移住してから探しても間に合います。
地域に入ってみないと、何が足りていないか分からないからです。
でも「回す仕事」まで移住後に探すと、家探しと同時進行になって余裕がなくなります。
移住してから慌てて探すより、先に当てを作っておく。
これが7年前の自分に言いたいことです。
やる仕事のイメージがついたら、次は探し方です。
探す手段は7つあり、別の記事にまとめました。
以上、移住して7年で実際に見てきた、移住者におすすめの仕事7選でした。

