こんにちは、ゆきしょうです。
「温泉に行きたいけど、有名どころは人が多くて、かえって疲れる」と感じたことはありませんか?
東京にいた頃の私は、休日に遠出をしても渋滞と行列で消耗して帰ってくるのが常でした。
鹿児島に移住してから、その悩みはほぼ消えました。
県内には源泉数が全国第2位という数の温泉があり、車で少し走れば人混みとは無縁の名湯に着いてしまうからです。
今回はその中から、霧島市の山あいを流れる天降川(あもりがわ)沿いに広がる「妙見(みょうけん)温泉」を取り上げます。
川のせせらぎを聞きながら浸かる炭酸水素塩泉が、この温泉地の持ち味です。
数ある宿の中から、性格の違う3軒に絞ってご紹介します。
週末の息抜きや旅行、移住の下見の参考にしてください。
鹿児島移住者が推す妙見温泉の「名湯」3選
妙見温泉には昔ながらの湯治宿から離れ形式の高級旅館までが川沿いに並んでいます。
その中から「川の露天」「自噴の湯治湯」「里山の宿」という、それぞれ違う顔を持つ3軒を選びました。
3軒とも日帰り入浴ができるので、移住後に「週末ちょっと妙見まで」という使い方ができます。
1. 川べりの野天風呂で炭酸の泡に包まれる「妙見石原荘」(霧島市)
まず最初にご紹介するのは、妙見温泉を代表する宿「妙見石原荘(みょうけんいしはらそう)」です。
泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。
敷地内に源泉が7ヵ所あり、毎分150リットルのお湯が湧いています。
加水も加温もしていません。
ここの温泉は「美肌の湯」と呼ばれる根拠がはっきりしていて、メタケイ酸がすべての湯で200mg以上含まれているそうです。
一番の見どころは、天降川のすぐそばにある野天風呂「椋の木(むくのき)」です。
大きな椋の木が目隠しと屋根の役目をしていて、川の音を聞きながら湯に浸かれます。
湯の中では炭酸の泡が肌に弾けます。
ほかにも檜の香りが立つ露天風呂「七実の湯」や、貸切露天の「睦実の湯」があります。
源泉にいちばん近い大浴場「天降殿」もあり、館内で湯めぐりができる造りです。
貸切の睦実の湯は1組1,000円で、30分ごとの利用になります。
日帰り入浴は11:30〜15:00で、入浴の最終受付は13:30。
料金は大人1,800円、小人900円で、サービス料・消費税・入湯税込みです。
予約は要りませんが、精算は現金のみなので財布の中身だけ気をつけてください。
宿泊客のチェックイン・チェックアウトと重なるため、受付時間は厳守とのことです。
「少し贅沢をして、川の音と炭酸の泡でしっかり整えたい」という日に向いている宿です。
2. 創業明治12年、ここだけに自噴する「キズ湯」を守る「おりはし旅館」(霧島市)
次にご紹介するのは、創業明治12年の老舗「おりはし旅館」です。
10,000坪の敷地に、露天風呂付きの離れ客室が12棟点在しています。
泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉で、源泉100%の掛け流し。
この宿の看板は、別館「山水荘」にあるぬる湯の「キズ湯」です。
妙見温泉の中で、この宿にだけ自噴している湯だそうです。
名前のとおり昔から湯治に使われてきた湯で、ぬるいぶん長く浸かっていられます。
内湯の「竹の湯」と合わせて、立ち寄り入浴は500円。
受付は10:00〜15:00で、14時に受付が終わります。
火曜日と金曜日は清掃のため、入浴は11時30分からです。
大露天風呂「えのきの湯」はランチか宿泊のお客さん向けなので、日帰りでそこまで入りたい方は食事付きで訪ねてください。
500円でこの湯に入れるのは、移住者としてはかなりありがたい話です。
私は「近所の銭湯感覚で通える老舗」という位置づけで見ています。
3. 一枚岩をくり抜いた湯船に沈む茅葺きの里「忘れの里 雅叙苑」(霧島市)
最後にご紹介するのは、「日本の原風景を残す茅葺きの宿」を名乗る「忘れの里 雅叙苑(がじょえん)」です。
創業は1970年。
創業者の田島健夫さんが「リゾートとは人間性回復産業である」を信条に、懐かしいふるさとを再現した宿です。
男女別の大浴場「建湯(たてゆ)」は、重量約20tの巨大な一枚岩を半年がかりでくり抜いて造られています。
大地に身を沈めるように湯に浸かる、という表現がそのままの湯船です。
貸切風呂の「うたせ湯・ラムネ湯」は、古くから自然に湧き出している自噴泉。
二酸化炭素のガスが血の巡りを活性化するとされ、肌当たりの柔らかさが持ち味です。
食事は、薩摩の大地で収穫される野菜と、直営農場で育てた地鶏を使った郷土料理。
日帰り入浴は12:00〜15:00で受け付けています。
料金は公式サイトに記載がないので、行く前に電話で確かめてください。
「温泉だけでなく、里の風景ごと味わいたい」という方に向いている宿です。
妙見温泉の湯めぐり・移住の下見にはレンタカーが必須
妙見温泉は霧島市の山あいにあり、3軒とも天降川沿いの道に点在しています。
鹿児島空港から妙見石原荘まではタクシーで約15分なので、飛行機で来る方はレンタカーが一番手軽です。
日帰り入浴の受付時間が宿ごとに違うので、車で回れると1日で2軒はしごすることもできます。
旅行でも移住の下見でも、空港に着いてすぐ動けるようレンタカーを先に押さえておくのがおすすめです。
まとめ:川の音がする温泉が、車で行ける距離にある暮らし
妙見温泉で入るなら、この3軒です。
川べりの野天風呂と7つの源泉を持つ「妙見石原荘」。
ここだけに自噴するキズ湯を500円で守り続ける「おりはし旅館」。
一枚岩の湯船と茅葺きの里に沈む「忘れの里 雅叙苑」。
3軒に共通しているのは、炭酸水素塩泉のやわらかい湯と、天降川の音です。
移住してよかったと思うのは、こういう温泉が「気合を入れて行く場所」ではなく「今週末の候補」に入っていることです。
日帰りで足りない日は、離れの露天に泊まって朝の川音まで味わうのがおすすめです。
【じゃらん】国内24000軒の宿をネットで予約OK・最大10%ポイント還元
「こんな温泉が近くにある鹿児島に住んでみたい」と思ったら、家賃相場を見てみるのが移住への第一歩です。
鹿児島の温泉地を11か所まとめた記事と、同じ霧島市の霧島温泉郷の3選はこちらです。
以上、鹿児島移住者が推す妙見温泉の「名湯」3選でした。
おわり

