40代フリーランスWeb制作者が、鹿児島で飛び込み営業を始めた理由とリアルな感想

40代フリーランスWeb制作者が、鹿児島で飛び込み営業を始めた理由とリアルな感想

はじめに

こんにちは、ゆきしょうです。

東京から鹿児島に移住して、早いもので7年が経ちました。

現在は南九州市を拠点に、フリーランスとしてWeb制作の仕事をしています。

実は私、40代未経験から独学でコーダーとして独立したのですが、最近ある新しい挑戦を始めました。

それが、鹿児島での「飛び込み営業」です。

「えっ、今の時代にWeb制作で飛び込み営業!?」

「泥臭すぎない?」

そう思った方も多いですよね。

今回は、私がなぜ飛び込み営業を始めたのか、そして実際に鹿児島で約30件の会社を回って感じたリアルな手応えを、包み隠さずにお話ししようと思います。

地方でフリーランスとして生き残りたい方や、営業方法に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

なぜ今、飛び込み営業なのか?下請けの葛藤

なぜ今、飛び込み営業なのか?下請けの葛藤

私が飛び込み営業を始めた最大の理由は、「制作会社からの下請け仕事」に対するストレスを感じたからです。

フリーランスになって最初の頃は、Web制作会社さんからコーディングの仕事をいただくことがメインでした。

仕事をもらえるだけでありがたかったのですが、続けていくうちにいくつかの大きな悩みに直面したんです。

1. 自分でスケジュールをコントロールできない

制作会社さんからの仕事って、どうしても「下請け」の立場になりますよね。

そうすると、上流の工程(ディレクションやデザイン)が遅れたしわ寄せが、すべてコーダーである私に回ってくるんです。

「デザインが予定より2週間遅れました!でも納期は動かせないので、ここから4日間でコーディングお願いします!」

こんなことが日常茶飯事でした。

双子の子どもを持つ親としては、夜中や土日に急な対応を迫られるのは本当にキツかったです。

中には、当初の予定から4〜5ヶ月も納期が伸びてしまい、その間ずっと拘束されるような案件もありました。

自分の時間やスケジュールをまったくコントロールできない状態に、だんだんと疲弊していってしまったんです。

2. 報酬の支払いサイクルが長くて不安定

下請け仕事の多くは、いわゆる「月末締め、翌月末払い」や、場合によっては「翌々月払い」が基本です。

いい会社さんだと、着手金を半分くれたり、予定納期が延びた場合には納品前でも支払ってくれたりすることもありましたが、基本的には支払いがかなり先になります。

「今月はこんなに働いたのに、口座にお金が入るのが2ヶ月後…」という状態は、精神的にもかなり不安定でした。

3. 対応に振り回される

Web制作の業界って、残念ながら「いい加減な人」も少なくありません。

連絡が途絶えがちになったり、急に無理難題を言ってきたりする担当者さんに当たると、それだけで大きなストレスになります。

「もっと自分で主導権を持って、責任とやりがいを感じられる仕事がしたい」

「元請けとして、クライアントと直接やり取りがしたい」

そう強く思うようになったのが、営業方法をガラッと変えようと決意したきっかけです。

「だったら、自分で仕事を取りに行けばいいじゃん!」

原点に立ち返ったとき、ふと思い出したことがありました。

「そういえば、サラリーマン時代は営業を約20年やっていたし、13〜14年くらいは内装資材の商社(問屋)で営業マンをやってたじゃん」

当時は建設会社や職人さんや内装業者を相手に飛び込み営業して新規開拓していました。

Webの世界に入ってからは「コーダーだからパソコンに向かって仕事をするもの」と思い込んでいましたが、長くやってきた「営業」と今やっている「Web制作」を掛け合わせれば、最強の武器になるんじゃないかと気づきました。

「だったら、自分で地元の会社に仕事を取りに行けばいいじゃん!」

そうと決まれば行動です。

幸いなことに、今の私には強力な仲間がいます。

フリーランスを始めた当初は周りに誰もいませんでしたが、コミュニティに参加したり知り合いが増えたことで、ディレクターさんやデザイナーさんと繋がることができました。

私一人のスキルは「コーディング」ですが、チームを組めば、デザインからコーディングまで丸ごと提案できます。

自分の立ち位置を「営業」に特化させて、繋がった人たちに仕事を振れる立場になれば、直販で仕事が回せるかもしれない。

そう確信したんです。

こうして、5月のGW明け(5月13日)から、ついに飛び込み営業をスタートしました。

スーツを着るのも、飛び込み営業をするのも、本当に3年ぶりくらいです。

最初は「感覚を忘れてるな…」と緊張しましたが、何件か回るうちに感覚が戻ってきて、回れるようになってきました。

現在、まずは検証として建設業を中心にサイトが古くて更新が止まっている会社にはメール営業、ホームページを持っていない会社には飛び込み営業で約30件ほど回ったところです。

そこで感じた、鹿児島の驚くべき「人の温かさ」についてお話しします。

「門前払い」が本当にない!

以前の問屋時代は、業界トップ3に入るような企業にいたのですが、それでも東京での飛び込み営業は厳しかったです。

「同じ業界の問屋です」と言って入っていっても、基本的には冷たくあしらわれ、まともに話すら聞いてもらえない「門前払い」が当たり前でした。

ましてや、今の私は「Web制作のフリーランス」です。

東京で突然飛び込み営業をしたら、間違いなく「怪しいやつが来た」と思われて、一瞬でシャットアウトされるでしょう。

ところが、鹿児島は全然違いました。

現在は自宅から車で1時間圏内の、少し離れた町を中心に回っているのですが、30件回って「門前払い」されたことは、なんと一度もありません。

突然現れた怪しい私に対して、「いいよ、いいよ!うちは関係ないから!」と冷たくあしらう人は誰もいないんです。

皆さん、とにかく普通に話を聞いてくれます。

とりあえず名刺は受け取ってくれますし、手作りのチラシも「ありがとう」ともらってくれます。

この「まずは話を聞いてくれる、受け入れてくれる」という空気感は、東京と比べて圧倒的にやりやすいと感じました。

これだけでも、鹿児島で営業を始める価値は十分にあります。

飛び込み営業を成功させるための、これからの戦略

もちろん、話を聞いてくれることと、それが「仕事に繋がるかどうか」はまた別のお話です。

まだ始めたばかりなので、実際の案件受注や公式LINEへの登録といった目に見える結果は出ていません。

ですが、確実に前進している手応えがあります。

名刺とチラシを置いて帰った後、私の事業用ホームページのアクセス解析を見ると、実際にサイトを見てくれた形跡があったんです。

ちゃんと興味を持って確認してくれる人はいるんですよね。

これからさらに結果を出していくために、私は以下の3つの戦略を進めています。

1. 定期的に通って「顔と名前」を覚えてもらう

飛び込み営業で置いていった名刺やチラシは、悲しいですが、私が帰った後に捨てられている可能性も十分にあります。

また、タイミング悪く社長さんが不在で、ポストに投函しただけのお留守の会社もありました。

だからこそ、「一度行って終わり」ではなく、定期的に通うことが大切だと感じています。

「ちょっと近くまで来たので、また寄らせてもらいました!」と、1ヶ月以内に顔を出す。

まずは仕事を売るのではなく、自分という存在を覚えてもらうことが、地方の信頼関係構築では一番の近道です。

2. トークスキルを磨いてリアクションを引き出す

皆さんが耳を傾けてくれるからこそ、こちらのトークが未熟だと「ただいい人として話を聞いて終わって」しまいます。

もう少し相手の困りごとを引き出したり、ホームページを持つメリットをわかりやすく伝えたりする「トークの引き出し」を、もっと磨いていく必要があると感じています。

3. 事前の「検証(PDCA)」を徹底する

鹿児島は東京と違って、会社の絶対数が少ないです。

自分の住んでいる市や、すぐ隣の市でいきなり無計画に営業をしてしまうと、あっという間にリストが尽きてしまい、営業プロセスの改善(PDCA)が回せなくなります。

そのため、私は今「お試し期間」として、車で1時間くらいかかる「隣の隣の市」から回るようにしています。

そこでトークやチラシの反応を見ながら中身をブラッシュアップし、「これならいける!」という勝ちパターンが見えてきた段階で、満を持して自分の住む市や本命のエリアを攻める計画です。

また、現状はホームページが古い会社に対して、まずはメールでの営業も並行して行っていますが、営業に慣れてきたら、そういった会社にもどんどん直接飛び込んでいこうと思っています。

7月末までの3ヶ月間、全力で駆け抜けます!

今回の飛び込み営業の挑戦は、ひとまず7月末までの「3ヶ月間」と期間を決めて、集中して取り組む予定です。

40代での新しい挑戦、しかも泥臭い飛び込み営業ですが、鹿児島の人の温かさに触れながら、一歩ずつ進んでいる実感がとても心地いいです。

「下請け仕事ばかりで未来が見えない」
「地方でどうやって案件を獲得したらいいかわからない」

そんな風に悩んでいるフリーランスの方がいたら、ぜひ自分の過去の経験や、一見Webとは関係なさそうな泥臭いスキルを振り返ってみてください。

地方だからこそ、直接会って話す「人間味」が大きなアドバイスになるはずです。

私のこの挑戦がどんな結果になるか、またブログで良い報告ができるように、引き続きコツコツと回っていきます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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