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ドメインは移さず、ネームサーバーだけCloudflareに変更した|メールを止めないために照らした、DNSの抜け11行

ドメインは移さず、ネームサーバーだけCloudflareに変更した|メールを止めないために照らした、DNSの抜け11行

こんにちは、ゆきしょうです。

サイトの置き場をCloudflareに移したとき、ドメインは移しませんでした。

替えたのは、ドメインのネームサーバーだけです。

事業用のメールは今も、エックスサーバーで受けています。

ドメインを移さなくても、ネームサーバーを替えればCloudflareで使える

ドメインの契約はそのままで、ネームサーバーをCloudflareのものに書き換えれば切り替わります。

私が持っているドメインは4つで、どれもXServerドメインで契約しています。

切り替える前は、ここが分かっていませんでした。

サーバーを他社に移すと、前のサーバーではそのドメインが使えなくなるものだと思っていたんです。

実際は、役割が分かれています。

  • ドメインの契約: 名前を持ち続けるための契約で、更新もここで払う
  • ネームサーバー: その名前の住所録を、どこに置くか
  • DNSの行: 住所録の中身で、サイトはここ、メールはここ、と行ごとに書く

Cloudflareに渡したのは、住所録の置き場だけです。

ドメインの契約と更新は、今もXServerドメインのままです。

切り替える前に、DNSの答えを1行ずつ照らした

Cloudflareにドメインを足すと、今のDNSの行を読み取って、自動で写してくれます。

ただ、この写しを信じて、そのまま切り替えるのはやめました。

AI秘書に頼んで、両方のネームサーバーに同じ問い合わせを43件出してもらいました。

聞いた先は、エックスサーバーとCloudflareです。

返ってきた答えを並べると、22件が食い違っていました。

この1回目は、Cloudflareのネームサーバー1つだけに聞いています。

Cloudflareの公式も、自動の読み取りは全部の行を見つけられるとは限らないので、見直すように書いています。

Change your nameservers (Full setup)|Cloudflare Docs

自動で写した行から、メール認証の11行が抜けていた

Cloudflareの側で足りなかったのは、メール認証に使う11行でした。

  • DKIMの行: 5行(署名を確かめるための公開鍵)
  • _adspの行: 6行(署名の扱い方を示す行)

DKIMは、送ったメールの改ざんやなりすましを防ぐための仕組みです。

このまま切り替えていたら、受け取った側が署名を確かめるための行が、住所録から消えるところでした。

抜けていた11行は、エックスサーバーのDNSから値をそのまま取って、Cloudflareに足しました。

照らし直すと、64件とも答えが一致しました。

2回目は、Cloudflareから割り当てられたネームサーバー2つの両方に聞いたので、件数が増えています。

DKIMを設定したときの話は、こちらに書いています。

書き換えはドメインの管理画面で、ネームサーバー2つを入れるだけ

照らし終わったら、あとは書き換えるだけです。

私がやった順は、こうです。

  1. DNSSECが入っていないかを見る
  2. XServerアカウントで、ドメインのネームサーバー設定を開く
  3. 「その他のサービスで利用する」を選び、Cloudflareが割り当てたネームサーバーを入れる
  4. 「確認画面へ進む」を押す
  5. 内容を見て「設定を変更する」を押す

Cloudflareの公式には、DNSSECが入っているなら、ネームサーバーを替える前に切るよう書かれています。

私のドメインには、4つとも入っていませんでした。

ネームサーバー設定の画面の開き方は、エックスサーバーのマニュアルにあります。

マニュアルでは、ネームサーバーの変更が反映されるまで、数時間〜24時間が目安です。

ネームサーバーの設定|エックスサーバー マニュアル

私の場合は、Cloudflareに有効化の確認を頼みました。

押してから数分で、Cloudflareの側の状態が4つとも「有効」になりました。

ただ、この時点では、古い住所録を見ている人もまだいました。

写した行はどれも前と同じエックスサーバーを指していたので、サイトの住所も受信の行き先も、切り替えの前後で同じままでした。

切り替えた直後は、古いサイトがしばらく見えることがある

困ったのは、この後です。

同じ日に、仕事のサイトをWordPressから新しい置き場へ移しました。

すると、スマホで開いたときに、前のWordPressのサイトが出てきました。

家の回線で何度か名前を引くと、5回中4回が古い住所を返していました。

原因は、.comのネームサーバーの情報が、最長48時間覚えておかれることです。

マニュアルの時間は反映の目安で、古い情報が残りうる上限は、この48時間のほうです。

古い情報を覚えているプロバイダは、まだエックスサーバーのネームサーバーに聞きに行きます。

そこには、古いサイトの住所が残っていました。

私は、エックスサーバーの側は触らず、自然に直るのを待つことにしました。

決まりの時間が過ぎた朝に30回引くと、30回とも新しいサイトの住所でした。

ネームサーバーとサイトの置き場は、同じ日に替えない方がいいです。

先にネームサーバーだけを替えて、48時間たってからサイトを移す方が、古いサイトと混ざりにくいはずです。

メールが止まらなかったのは、受信の行き先を変えなかったから

メールが止まらなかったのは、受信の行き先を書いた行(MX)を、エックスサーバーのまま写したからです。

ネームサーバーを替えても、住所録の中身が同じなら、メールは今までどおりエックスサーバーに届きます。

今も事業用のメールは、エックスサーバーで受けています。

あわせて気をつけたいのが、Cloudflareの中継(Proxied、オレンジの雲)です。

これはサイトの表示を速く・安全にするための機能で、メールの受け先の行には使いません。

Cloudflareの公式の例でも、メールの受け先の行は「DNS Only」になっています。

私の事業用のドメインは、受け先の名前がドメインそのものです。

その名前の行も、Cloudflareを通さず、エックスサーバーの住所を返すままにしています。

切り替える前に確かめること

私がやってよかったと思うのは、次のことです。

  1. 今のDNSの行と、Cloudflareに写った行を、同じ問い合わせで照らす
  2. メール認証の行(DKIM・SPF・DMARC)が、Cloudflareにもあるか見る
  3. 受信の行き先(MX)が今と同じで、その受け先の行が中継(Proxied)になっていないか見る
  4. DNSSECが入っていないかを見る
  5. サイトの置き場を移すのは、ネームサーバーを替えて48時間たってからにする

DNSの行を照らしておけば、メール認証の行や受信の行き先の抜けも、そこで見つかります。

ドメインはそのまま、置き場だけ選べるようにしておく

ドメインの契約先を動かさなくても、サイトの置き場は後から選び直せます。

私はドメインの契約を、XServerドメインに置いたままにしています。

エックスサーバーの契約を続けている理由は、こちらに書いています。

サイトをCloudflareに移した話は、こちらです。

以上、ドメインを移さずに、ネームサーバーだけCloudflareに変更した記録でした。

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