こんにちは、ゆきしょうです。
鹿児島は、豚・肉用の鶏・和牛の飼育数がどれも全国1位の県です。
なぜそこまで畜産が盛んになったのか。
県の統計と、南九州市に移住してから実際に食べてきた地元の肉をあわせてまとめました。
鹿児島はなぜ畜産が盛んなの?
結論から言うと、水が得にくいシラス台地で、育てられる作物が限られていたからです。
鹿児島の土地の約6割は、火山の噴火でできた「シラス」という地層です。
シラスは水を通しやすく、水をためておけません。
そのため台地の上では、農業に使う水を得るのが難しかったそうです。
育てられるのは、サツマイモのように日照りに強い作物に限られていました。
やがてダムや用水路が整い、家畜のエサになる作物も育てられるようになります。
県内の笠野原(かさのはら)台地は、そうして有数の畑作と畜産の地帯になりました。
県も、温暖な気候と広い畑地を生かして畜産が伸びたと説明しています。
水の少ない台地が、畑と家畜の土地に変わっていったわけです。
黒豚は、その代表だと思います。
鹿児島の黒豚は、約400年前に琉球から入ってきたといわれています。
のちにバークシャー種とかけ合わせて改良が進みました。
今でも、サツマイモを含んだエサを食べさせることで、うま味と甘みが増すとされています。
日照りに強いサツマイモが、黒豚の味にもつながっているわけです。
鹿児島の畜産は何が日本一?
豚・ブロイラー(肉用の鶏)・和牛(肉用種の牛)の3つが、飼育数で全国1位です。
県の統計(豚と鶏は2024年2月、牛は2025年2月時点)をまとめると、こうなります。
| 種類 | 全国順位 | 飼育数 |
|---|---|---|
| 豚 | 1位 | 約120万頭 |
| ブロイラー | 1位 | 約3,200万羽 |
| 和牛(肉用種) | 1位 | 約35万頭 |
| 肉用牛(乳牛のオスなども含む全体) | 2位 | 約36万頭 |
| 採卵鶏 | 3位 | 約1,020万羽 |
ひとつ注意したいのは、牛の順位です。
「牛も日本一」と書かれることがありますが、全体で見ると2位です。
1位になっているのは、黒毛和牛などの肉用種に絞った数字です。
畜産全体の産出額は3,622億円で、こちらは全国2位(2024年)です。
同じ年の県の農業産出額は5,689億円でした。
つまり、鹿児島の農業で生まれるお金の6割以上が畜産です。
鹿児島の農業は、畜産が中心だと言えます。
豚と肉用の鶏と和牛がそろって1位というのは、かなりすごいことだと思います。
移住して食べた地元の肉は、何がうまかった?
地元で買える肉が、どれも当たり前のようにうまいです。
私たちが住む南九州市には、川辺という地域があります。
ここには「川辺牛」という地元の黒牛があります。
川辺へ物件を見に行った日のことです。
物件はもう埋まっていましたが、その日の川辺牛のすき焼きはうまかったです。
川辺牛のハンバーグの話は、移住して4年の感想の記事にも書いています。
もっと身近なのが鶏です。
鹿児島には、鶏刺しの美味しい肉屋さんが多いです。
ある鶏肉店で買った鶏刺しは、美味しすぎました。
しかも安いんです。
久々の大当たりでした。
養鶏場で、鶏刺しとユッケと炭焼きをまとめて買ったこともあります。
初めて入ったお店で、冷凍の鶏刺しを買ってみたこともあります。
冷凍の鶏刺しも、うまかったです。
鶏刺しに合う甘口醤油の話は、こちらに書いています。
連れて行ってもらったお店では、振袖(ふりそで)という珍しい部位と手羽をごちそうになりました。
食べ比べると、私は手羽のほうが好みでした。
豚では、アゴ肉が美味しかったです。
この日はズリサシ(砂肝の刺身)も一緒に食べました。
ちなみに南九州市は、知覧茶の産地でもあります。
お茶の話は、こちらの記事にまとめました。
お茶と芋焼酎を合わせたお酒も飲んでみました。
鹿児島の肉を家で食べるには?
いちばん手軽なのは、ふるさと納税で取り寄せる方法です。
鹿児島に住んでいなくても、黒豚や黒牛、鶏刺しを返礼品として受け取れます。
鹿児島の返礼品のおすすめと、申し込む前に知っておきたいルールは、こちらの記事にまとめています。
鹿児島の畜産が盛んな理由は、水の少ないシラス台地と、温暖な気候・広い畑地にありました。
数字で見ても、食べてみても、鹿児島は肉の県です。
以上、鹿児島の畜産が盛んな理由と、移住者が食べてうまかった地元の肉の話でした。

