こんにちは、ゆきしょうです。
薩摩川内市の市街地から約12km、山に囲まれた小さな盆地に、古い温泉街があります。
川内高城(せんだいたき)温泉です。
約800年の歴史があり、日本の名湯百選にも選ばれています。
西郷隆盛が好んで通ったとされ、各地に逸話が残っています。
200円の共同湯、素泊まりできる湯治宿、サウナのある宿。
性格の違う3軒に絞ってご紹介します。
川内高城温泉は、どんな温泉地なの?
結論から言うと、鎌倉時代の記録にも名前が出てくる、昔ながらの湯治場です。
鎌倉幕府が作らせた土地台帳「建久図田帳」に、その名が記されています。
いつ見つかったのかは、はっきりしていません。
古くは「湯川内(ゆごうち)」と呼ばれ、いまの名前になったのは昭和42年です。
泉質はアルカリ性の単純硫黄泉で、公式サイトはpH値を9.3としています。
温泉地全体で2つの源泉を分け合い、すべての施設が源泉掛け流しです。
同じ湯でも、宿ごとに肌触りや温度が少しずつ違うといいます。
湯めぐりをする価値がある温泉地です。
鹿児島移住者が推す川内高城温泉の「名湯」3選
選んだのは、共同湯、湯治宿、サウナのある宿の3軒です。
大正建築の面影を残す「双葉屋」は、レトロな名湯の記事で紹介しているので今回は外しました。
1. 西郷どんの逸話が残る200円の「町営共同湯」
1軒目は、双葉屋のとなりにある町営の共同湯です。
西郷隆盛が好んで使い、よく湯船の隅に丸くなって浸かっていたという逸話が残っています。
脱衣所と洗い場がひと続きになった、九州の公衆浴場によくある造りです。
日の字のような湯船に、熱い源泉が注がれています。
公式サイトも「とびきりのあつ湯」と紹介しているほどです。
料金は大人200円、子ども100円で、浴場の前の料金箱に入れます。
入れるのは11時から19時まで。
シャワーは1台だけなので、体を洗うより湯を楽しむ場所だと思っておくとよいです。
2. 「石鹸いらずの湯」と呼ばれる湯治宿「梅屋旅館」
2軒目は、昔ながらの湯治宿「梅屋旅館」です。
ほんのり硫黄が香るツルツルの湯で、「石鹸いらずの湯」といわれています。
浴室は仕切りのない広めの湯船がひとつ。
立ち寄り湯は大人250円、子ども100円で、朝6時から夜20時まで入れます。
定休日は月曜日と案内されていますが、温泉街の一覧では「休みなし」とも書かれています。
出かける前に電話で確かめると確実です。
入浴料込みで1,100円払えば、9時から16時まで休憩もできます。
素泊まりは1人2,600円。
宿泊の部屋は2階にあり、自由に使える炊事場と冷蔵庫もあるので、自炊しながら泊まれます。
3. サウナと水風呂もある「高城の湯 山桜桃」
3軒目は、家族で営む宿「高城の湯 山桜桃(ゆすら)」です。
湯は内湯とサウナ、水風呂のシンプルな造りです。
サウナは室温を70度ほどにして、湿度を上げたつくりです。
泉質は、宿のサイトでは弱アルカリ性単純硫黄泉とされています。
立ち寄り湯は中学生以上350円、3歳以上の子ども150円。
風呂は朝6時から夜21時まで入れます。
サウナは平日が15時から、土日祝は10時からで、どちらも20時までです。
定休日は毎週水曜日で、祝日は営業します。
泊まることもできるので、湯めぐりの拠点にもなります。
なお、竹屋本館と川内岩風呂は、2026年12月末まで休業と案内されています。
川内高城温泉の湯めぐりには何が要る?
結論から言うと、車です。
川内駅から車で約35分。
南九州自動車道の薩摩川内水引インターからなら、山桜桃まで15分ほどです。
川内駅から北部循環バスに乗り、「竹屋前」か「梅屋前」で降りる方法もあります。
運賃はどこで乗り降りしても150円です。
鹿児島空港からは車で90分ほどかかるので、着いたらすぐ動けるようにレンタカーを押さえておくのが確実です。
まとめ:200円から始める湯治場めぐり
川内高城温泉で入るなら、この3軒です。
西郷どんの逸話が残る、200円のあつ湯「町営共同湯」。
石鹸いらずの湯と呼ばれ、2,600円で泊まれる湯治宿「梅屋旅館」。
サウナと水風呂で整える「高城の湯 山桜桃」。
温泉地全体で2つの源泉を分け合いながら、宿ごとに肌触りや温度が少しずつ違うといいます。
1軒で帰らず、はしごしてみるのがおすすめです。
遠くから来るなら、泊まって朝湯まで味わうのもおすすめです。
【じゃらん】国内24000軒の宿をネットで予約OK・最大10%ポイント還元
「200円の温泉がある町の暮らし」が気になったら、家賃相場を見てみるのが移住への第一歩です。
川内高城温泉の「双葉屋」は、レトロな名湯の記事で紹介しています。
鹿児島の温泉地をまとめた記事と、吹上・湯之元の記事はこちらです。
以上、鹿児島移住者が推す川内高城温泉の「名湯」3選でした。

