こんにちは、ゆきしょうです。
地方移住を考えると、病院が少なそうで不安になります。
私たちは2019年に東京から鹿児島市へ移住し、約3年後に同じ県の南九州市へ引っ越しました。
そのあいだ、子どもの急な熱やけがで何度も病院にかかっています。
公的な数字と、そのとき分かったことをまとめました。
地方に移住すると、病院で困る?
困るかどうかは、地方か都会かだけでは決まりません。
家族がよく使う診療科と、夜にかかれる場所が近くにあるかで決まります。
救急車の数字を見ると、都会のほうが早いとは限らないと分かります。
119番の通報から救急車が着くまでの時間は、全国平均で約9.8分でした(総務省消防庁・令和6年中)。
都道府県別で一番短いのは京都府の7.9分、一番長いのは東京都の13.1分です。
通報から病院で医師に引き継ぐまでの時間も、東京都が60.5分で一番長くなっています。
私が住む鹿児島県は、着くまで9.5分、通報から医師に引き継ぐまで41.0分でした。
ただ、県の平均には、市街地も山あいも混ざっています。
医師のいない地区も、全国に575あります(厚生労働省・令和7年10月末時点)。
医療機関がなく、中心からおおむね半径4kmの中に50人以上が住み、病院に通うのが難しい地区のことです。
同じ県の中でも、どこに住むかで病院の近さは大きく変わります。
移住してから、病院にかかったのはどんなとき?
一番多かったのは、子どもの急なけがや熱でした。
南九州市に住んでから、子どもが学校で頭を打ったことがあります。
その夜、妻が病院へ連れて行き、なんともなくてほっとしました。
40度の熱を出して病院に行くと、インフルエンザだったこともあります。
その2週間前には、コロナにかかったばかりでした。
頬が腫れて病院に行き、ばい菌が入っていたと分かったこともあります。
鹿児島市にいた頃は、子どもの目のことで眼科に3回通いました。
今の病院でいいのか不安になり、総合病院で別の意見を聞いたほうがいいと考えたこともあります。
私自身は、40代で初めて大腸カメラを受けて、ポリープを3個取りました。
振り返ると、病院にかかった理由で一番多いのは、子どもの急な体調の変化です。
移住先を選ぶときに見ておきたいのは、小児科と、夜や休日にかかれる場所だと思います。
移住先を決める前に、何を調べればいい?
家族が使う診療科の場所と、夜や休日の相談先です。
どれもネットで調べられます。
家族が使う診療科は、車で何分か
厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)で、全国の病院や診療所を探せます。
診療科や診療日、受付時間などで絞り込めます。
子どもがいるなら小児科、持病があるならその科、それに内科と歯科です。
候補の住所から地図アプリで、車で何分かかるかを見ておきます。
夜や休日に、どこへかかれるか
市町村のホームページで、休日の当番医や夜間の急病センターを探します。
家から車で何分かも、あわせて見ておきます。
電話で相談できる番号はあるか
救急車を呼ぶか迷ったときの相談窓口が「#7119」です。
ただ、消防庁のページでは実施は全国42地域で、県の全域では使えない県もあります(2026年10月時点)。
移住先の県で使えるかは、消防庁の#7119のページで確かめられます。
子どもの症状なら「#8000」があります。
休日や夜に病院へ行くべきか迷ったとき、小児科医や看護師に電話で相談できます。
こちらは47都道府県すべてで使えます(厚生労働省・令和8年5月22日時点)。
受け付けている時間は、県ごとに違います。
持病がある人・出産を考えている人は?
通っている科と、お産ができる施設が近くにあるかを、移住先を決める前に確かめます。
お産を扱った病院と診療所は、令和5年9月の時点で全国に1,766施設でした(厚生労働省)。
平成23年の2,378施設から、12年で600施設以上減っています。
移住ブロガーの中には、住む地域に産院がなく、陣痛が来てから高速道路で向かったと書く人もいます。
医療だけは、引っ越したあとの工夫ではどうにもならない、という意見です。
持病の通院先を変えるなら、紹介状を書いてもらえるかを、今の主治医に聞いておくと安心です。
お試し移住のときは、どこを見る?
候補の病院や夜間の急病センターまで、実際に車で走ってみることです。
夜に走ると、道の暗さも分かります。
私たちも、移住の前に1週間のお試し移住をしました。
医療費と保険は、どう考える?
移住をきっかけに、保険も見直しておくのがおすすめです。
私は鹿児島に移住した年の秋に保険を見直し、医療保険とがん保険を解約しました。
高額療養費制度で、1か月に払う医療費には上限があるからです。
入るか・やめるかの分かれ目は、こちらに書いています。
以上、地方移住で病院に困るかどうかと、移住前に調べておきたいことでした。

