こんにちは、ゆきしょうです。
地方移住を考えると、近所付き合いが濃そうで不安になります。
私たちは2019年に東京から鹿児島市へ移住し、約3年後に同じ県の南九州市へ引っ越しました。
南九州市では、近所の人に何度も助けられています。
めんどうな面とあわせて、実際のところを書きます。
田舎の近所付き合いは、めんどくさい?
めんどうな面はあります。
ただ、困ったときに助けてもらえる関係でもあります。
地方ほど付き合いが濃いのは、数字にも出ています。
地域で付き合いがあると答えた人は、町村で69.0%、大都市で43.1%でした(内閣府・令和7年10月調査)。
東京都区部に限ると38.3%です。
移住を考える東京圏の人の26.6%が、「人間関係や地域コミュニティ」を心配しています(内閣府・2023年3月調査)。
仕事や収入、買い物や交通の便に次ぐ3番目です。
実際に地方へ移った人はどうか、という調査もあります。
20〜30代のIターン移住者に、暮らしの不満を聞いた調査です(内閣官房・2020年7月調査)。
18.7%が、地域の人間関係に溶け込む難しさを挙げました。
コミュニティの狭さも、同じ項目に入っています。
一方で、同じIターンの人の29.9%は「特に不満は感じていない」と答えています。
移住して、近所の人に助けられたことは?
助けられたことの1つが、住む家を紹介してもらったことです。
南九州市に引っ越した年の秋、近所の人に家を紹介してもらいました。
数日後に家を見せてもらい、引っ越したいと思いました。
その年の年末に、同じ市内の新しい家へ引っ越しています。
引っ越しの前日にも、助けられました。
大きな荷物を運んでくれるはずの業者さんが、急に来られなくなったのです。
ちょうど隣のおじいちゃんも引っ越しの最中でした。
その荷物を運んでいた業者さんに妻が声をかけると、安く運んでもらえることになりました。
隣のおじいちゃんにも、感謝しかありません。
正月には、子どもたちが近所の人からお年玉をもらったこともあります。
近所の人たちと、不定期でバーベキューもしています。
草刈りや自治会は、どれくらいある?
地域によりますが、草刈りや行事は、ある前提で考えたほうがいいです。
我が家も、ときどき家の前の草刈りをします。
自治会の加入率は、全国600市区町村の平均で71.7%でした(総務省・令和2年)。
平成22年の78.0%から、10年で6.3ポイント下がっています。
人口1万人未満の市町村では、加入率は90%程度です。
小さな町ほど、入るのが当たり前になっています。
受け入れる側の気持ちが分かる数字もあります。
農山漁村に住む人の32.7%が、移住者に近所づきあいなどの助け合いを期待しています(内閣府・令和3年6月調査)。
移住したい人の側も、28.3%が近所づきあいの助け合いを期待しています。
付き合いは、お互いに求めているものでもあるようです。
付き合いがきつい地域は、移住前に見分けられる?
全部は無理ですが、聞けば分かることは多いです。
移住前に、役場の移住の窓口や不動産屋さんに、次のことを聞いておくのがおすすめです。
- 自治会に入るか、会費はいくらか
- 草刈りや掃除などの共同作業が、年に何回あるか
- ゴミ出しのルールと、当番があるか
- お祭りや行事で、役が回ってくるか
移住ブロガーの中には、草刈りや神社の管理の負担が重い集落もあるので、事前に見抜くべきだと書く人もいます。
お試し移住で数日暮らしてみると、地域の雰囲気もつかみやすくなります。
人付き合いが苦手でも、地方に住める?
住めます。
ただ、まったく付き合わずに暮らすのは、地方では難しいと思います。
令和7年10月の内閣府の調査で、付き合いは「挨拶程度」でいいと答えた人は、全体で21.4%、町村では13.4%でした。
過疎地域へ移った人のうち、移住前から地域とつながりがあったのは54.6%です(総務省・平成30年3月公表)。
Iターンに限ると、38.1%でした。
知り合いがいない土地へ移る人も、たくさんいるということです。
移住ブロガーの中には、移住で仕事の付き合いが減り、それでも残る関係はちゃんと残る、と書く人もいます。
地方移住のほかのデメリットは、こちらにまとめています。
以上、田舎の近所付き合いのめんどうな面と、助けられたことでした。

