こんにちは、ゆきしょうです。
地方に移住すると、生活費はどれくらい下がるのか。
私たちは2019年に東京から鹿児島市へ移住し、約3年後に同じ県の南九州市へ引っ越しています。
家賃は大きく下がりました。
ただ、車の費用と収入の変化で、その差はかなり縮んでいます。
下がるもの、上がるものを、統計と我が家の実数で書きます。
地方移住で、生活費は本当に下がる?
下がります。
ただ、家賃を除くと、東京との差は思ったより小さいです。
総務省の物価の地域差の調査では、全国を100としたとき、東京都は104.2、鹿児島県は96.4でした(2025年平均)。
鹿児島県は、群馬県に次いで2番目に物価が低い県です。
ところが家賃を除いて比べると、東京都は102.2、鹿児島県は96.9になります。
差が縮む分は、家賃の差ということです。
一番下がるのは何?
家賃です。
我が家は、月5万円下がりました。
東京で住んでいたのは、大田区の2DK・45㎡、家賃11万5千円のマンションです。
鹿児島市で借りたのは3DK・65㎡で、家賃は駐車場込みの6万5千円です。
約4割安くなり、部屋は20㎡広くなりました。
住居の物価は、鹿児島県が91.1、東京都が129.8で、鹿児島県のほうが約3割低い水準です(2025年平均)。
我が家はそれより大きく下がったので、たまたま安い物件に当たったのだと思っています。
東京と鹿児島の暮らしの違いは、こちらにまとめています。
家賃をさらに抑えたい人は、原則として敷金や礼金のかからない賃貸も候補になります。
逆に、高くなるものは?
車の費用です。
地方では、ここで家賃の差がかなり削られます。
東京では車を持っていなかったので、車の費用は移住してから丸ごと増えたお金です。
鹿児島市にいた頃は、私の車1台と妻の電動自転車で暮らせていました。
南九州市に引っ越してからは、車がないと生活が成り立たなくなりました。
妻が運転免許を取って軽自動車を買い、引っ越した当初は夫婦で2台持っていました。
自動車税、車検、オイル交換やタイヤ代、毎月のガソリン代がかかります。
浮いたはずの家賃が車に吸い取られている、と最初の頃は本気で頭を抱えました。
国の家計調査でも、車にかかるお金は小さな町ほど大きく出ています。
二人以上の世帯で比べると、自動車等関係費は大都市が月22,522円でした(2025年平均)。
いちばん小さい区分の「小都市B・町村」では、月38,426円です。
月に約1万6千円、年にすると約19万円の差です。
もう一つ、見落としやすいのが光熱費です。
同じ調査で、電気代は大都市が月12,175円、小都市B・町村が月15,066円でした。
地方では、都市ガスが通っていない地域も多いです。
都市ガスの導管は、国土の7%にしか通っていません(資源エネルギー庁・2021年時点)。
32の道県では、プロパンガスを使う世帯のほうが多くなっています。
部屋を探すときは、都市ガスかプロパンガスかを先に確かめておくと安心です。
車の費用とガソリン代のことは、こちらに書きました。
食費や外食は安くなる?
食材は少し安くなりますが、ランチはむしろ高いと感じています。
スーパーや直売所の食材は、東京より安いです。
一方で、鹿児島でワンコインのランチを見た記憶はありません。
個人経営のおいしいお店が多いですが、なぜかランチは高めです。
食料の物価は、東京都が102.9、鹿児島県が99.0でした(2025年平均)。
家賃ほどの差はありません。
食費は「下がるもの」に数えないほうが、見積もりは外れにくいです。
生活費より先に、収入はどうなる?
会社員として移るなら、収入は下がる前提で考えたほうがいいです。
私は移住して最初の転職で、年収が100万円下がりました。
その後に移った会社では、また100万円下がっています。
家賃が年に60万円下がっても、収入が同じくらい減れば、暮らしは楽になりません。
今はフリーランスで、本業が少ない時期は1日農業バイトにも出ています。
日給は8,000円〜12,000円ほどです。
移住の仕事と給料のことは、こちらにまとめています。
移住前に、生活費はどう見積もればいい?
家賃の差額から増える車の費用を引き、残りを収入の下がり幅と比べます。
- 今の家賃(駐車場代込み)と、移住先の家賃の差額を出す
- そこから、増える車の費用と光熱費の差を引く
- 残った金額と、収入が下がる額を比べる
我が家の場合、家賃の差額は年60万円でした。
そこから車の費用が引かれ、収入も下がっています。
それでも、今の暮らしのほうが楽だと感じています。
満員電車がなくなり、固定費が下がったことで、心にもゆとりができました。
保険まで含めて固定費を見直したい人は、こちらも読んでみてください。
以上、地方移住で下がる生活費と、下がらない生活費の話でした。

