こんにちは、ゆきしょうです。
以前書いた「鹿児島で1日農業バイト|デイワーク体験談」では、1日農業バイトの中身そのものを紹介しました。
この記事では、その続きの話をします。
デイワークを「収入の手段」ではなく「移住後の仕事の入り口」として使う、という考え方です。
移住を考えていて、向こうで仕事があるのか不安な方に読んでいただければと思います。
デイワークは移住後の仕事になりますか?
収入の柱としては不安定です。ただし、仕事の入り口としてはかなり早いです。
私は鹿児島県南九州市に住んでいます。日本一のお茶の産地です。
お茶屋さんにデイワークで入っていますが、どこも人手が足りていません。
知り合った中には、40代や50代でデイワークを続けている方も結構います。
つまり「食べていくだけなら仕事はある」というのが、住んでみた実感です。
東京にいた頃は、こういう世界があること自体を知りませんでした。
どこかに就職してサラリーマンとして働く、という道しか見えていなかったからです。
なぜ40代後半でも「若手」と言われるのですか?
現場を手伝っている高齢の方が多いからです。
私は40代後半ですが、行くと「まだ若い」と思われます。
そして「また手伝ってほしい」と声をかけられます。
これは都会の求人ではまず起きないことだと思います。
年齢で断られるのではなく、年齢で歓迎される場所が実際にあります。
体を動かせるかどうかのほうが、はるかに重視されている印象です。
デイワークから、どうやって次の仕事につながるのですか?
同じ現場に通っているうちに、直接頼まれるようになります。
たとえば私の場合、お茶の工場の掃除を社長さんから直接頼まれています。
大家さんからは、ペンキを塗る仕事の話をいただきました。
水道屋さんであり、なんでも屋さんでもある方です。
近くの農園さんからは、除草剤の作業を頼まれています。
どれも求人票を見て応募したものではありません。
現場で顔を合わせて、話をして、そこから直接来た話です。
しかも、どれも農業そのものとは違う仕事です。
一度信用してもらえると、そのつながりは農業の外まで広がっていきます。
ここが一番お伝えしたいところです。
デイワークで得られるのは日当だけではなく、直接つながる相手です。
予定は自分で決められますか?
決められません。ここは正直に書いておきます。
農業の仕事は天候に左右されます。梅雨の時期は特にそうです。
その社長さんからは前日に連絡が来て、明日入れますかと聞かれました。
また別の作業で3日間入れるかどうかの相談も来ています。
予定を先に埋めておきたいタイプの方には、この不確実さはきついかもしれません。
逆に言えば、身軽に動ける人ほど向いている働き方だと思います。
どんな人に向いていますか?
体を動かせて、普通に人と話せる人です。
特別な資格や経験はいりません。
ただ、基本的なコミュニケーションと社会性はかなり重要だと感じています。
現場は少人数で、同じ人と何度も顔を合わせるからです。
逆に言えば、そこさえできれば入っていけます。
都会で消耗している若い方には、思い切って来てみる価値があると思います。
私自身、新卒で新潟に行った経験があります。
合わなければ戻ればいい、というだけの話です。
私は家族で移住してきたので、そこまで身軽には動けません。
だからこそ、身軽なうちに試せる人がうらやましいと感じることもあります。
いろんな仕事をする生き方について
こちらに来て面白いと思ったのは、働き方が一つではないことです。
本業を持ちながらデイワークに来ている人がいます。
デイワークだけで食いつないでいる人もいます。
私自身も、Web制作の仕事をしながらデイワークに通っています。
昔の言葉で言う「百姓」に近い形だと思います。
いろんな仕事をして暮らしを立てる、という働き方です。
それが安定なのか、幸せなのかは分かりません。
ただ、こういう生き方もあるのだと知れたのは、移住して良かったことの一つです。
おわりに
移住先で仕事があるかどうかを、求人サイトだけで判断しないでほしいと思います。
人手が足りていない現場は、まだいくらでもあります。
そして、その現場に一度入ってしまえば、次の話は人からやってきます。
デイワークは日当のための仕事に見えますが、実際には人とつながるための入り口です。
移住先での仕事の探し方そのものについては、別の記事にもまとめています。
あわせて読んでいただけたらうれしいです。
以上、デイワークを移住後の仕事の入り口として使う話でした。

